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■冬のあぶら抜き(湯抜き式)
冬・・・竹屋の竹材つくりが始まります。通常竹製品の加工には青竹から油分を抜いた白(黄色)っぽい竹、 晒竹(サラシダケ)を使います。その晒竹をつくるのです。 一年分の材料を見越して青竹を用意し、長さを整え、1〜2ヶ月立てかけておき、外気に晒し、ある程度の水分をとばしておきます。 |
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厳冬の2月〜3月頃、いよいよ油抜きがはじまります。油抜きには2種類の方法があります。
熱湯を使う「湯抜き式」と火を使う「火焙り式」です。
竹松商店では「湯抜き式」にて油抜きいたします。 傾斜のついた特殊な釜に水を満たし、火を入れ、数時間かけて湯を沸かします。 湯が沸きあがったら用意しておいた青竹を一本一本釜へ入れてゆきます。 竹の具合、火の具合、湯の沸き具合が大切です。火が強すぎると熱湯がすごい勢いで溢れ出します。 火が弱いと湯が沸かず、きれいに竹の油が抜けません。ポコポコポコポコと沸かし続けるのが理想です。 しばらくすると竹の切り口に泡が出始めます。そうしたら頃合を見計らって竹を釜から抜き出します。 |
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釜から抜き出した竹はすぐに拭き手に渡されます。「熱い!」などとは言っていられません。
熱いうちに竹の表面に浮かび上がった青竹の油分を拭き取らねば固まって拭き取れなくなるのです。
ですから拭き手も一生懸命。厳寒の季節に汗をかきながら拭き続けます。 素早く・・・しっかりと・・・ゴシゴシと・・・磨きこむように・・・。 この作業をその日分の竹が無くなるまで一日続けます。弊社では通常三人一組で毎日交代で行います。 |
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丸一日かけてあぶら抜きした竹は外に運ばれ天日で干されます。
あぶら抜きして間もない竹は美しい若草色(左画像参照)ですが、数ヶ月外気に晒されると白(黄色)っぽい色(右画像参照)になります。 そして職人の手をへて各種の品々に生まれ変わってゆきます。 -おしまい- |
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